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北条の小さな飲食店

千葉県館山市 , 2018

 

 

 館山駅から中心商店街を歩き、すこし奥まった場所に完成した小さな飲食店。クライアントは仕出し屋であり、購入した飲食物を食べることができる飲食店として計画された。

 

コンテナと木造の箱の組み合わせによる空間構成と移設可能性

 ダイアグラムで示すように、この建築はコンテナと木箱の組み合わせによって空間を構成している。雁行させて配置したコンテナに対して木箱を挿入することより、求められていた客席、厨房、トイレ、玄関ホールの4つの空間を生み出している。

 建築主からは移設可能性を確保するという要望があった。プロジェクト初期段階ではコンテナを3つ並べることで空間を構成することを検討したが、雨仕舞いを検討する中でどうしても3つのコンテナを溶接する必要があり、移設する際に問題が起きることがわかった。そこで2つのコンテナを離して配置し、木箱で橋渡しすることにより木箱部分を部分的に破壊することによって、移設が可能となっている。